【体験談】リーズの大学の授業や研究について【理系・学部生・研究】

・リーズの大学の授業について知りたい。
・日本とイギリスの授業にはどんな違いがあるの?
・リーズ大学の学部生の研究ってどんな感じ?

こんにちは、るい(@CenotenBlog)です。

この記事では、上記の悩みにお答えします。

✔︎本記事の内容

・リーズ大学の授業について

・リーズ大学での研究について

先日、イギリスにあるリーズ大学での授業も終わり、去年の夏から行っていた留学と研究活動が一区切りついたので【体験談】を書きました。

この記事を読むとイギリスでの授業の雰囲気や日本との違い、留学中に大変だったことなどがわかります。イギリス留学に興味のある方の参考になると思います!

まず始めに、軽く自己紹介を書いておきます。

日本の大学での学年:4年生
留学先:イギリス
留学先大学名:University of Leeds (リーズ大学)
現地での専攻:School of Computing (コンピューター学科)
留学期間:2019年9月〜2020年5月
(新型コロナウイルスの影響で3月末から、日本でオンライン授業を受講)

リーズ大学の概要をまとめた記事もあります。
もし気になったら読んでみてください。

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イギリスの授業について

まずは、リーズ大学の授業についてご紹介します。僕の体験談を通して、イギリスでの授業の雰囲気が伝わると思います。

僕が留学していたリーズ大学での授業は、大学の特色から多種多様の生徒はもちろん、少し笑ってしまう様なクセの強い教授まで幅広い人達に溢れており、非常に楽しいものでした

この章では、少し変わった3人の教授達から、リーズ大学での授業がどのようなものだったのかをご紹介します。

剛腕サンタクロース。アメを投げ飛ばす教授

僕はリーズ大学での1学期目に、「C言語」と呼ばれるプログラミングの講義を受けていました。

日本でもC言語のプログラミングに関する授業を履修した経験があります。
その為、留学の肩慣らし程度の感覚で、この授業に参加することを決めました。

日本でのプログラミング経験を基に、ある程度の期待と想定を持って留学初めての授業に挑みました。しかし、この授業の担当教授。実はかなりのクセを持つ方でした…

日本の大学の授業といえば、黒板やスライドに書かれた内容をノートに写すだけの単調作業であり、あまり面白ものとは言えないイメージがあると思います。
特に理系の学科では、教授が物静かな事が多いかと思います。

その為、大学の授業とは、静かに教授に話を聞くものであり、また教授も1つ1つの授業を淡々とこなすようなイメージがあるかと思います。

しかし、この授業を担当していた教授は、私が今までに出会ってきたどんな教授とも、一味も二味も異なる独特のクセをもっていました。

例えばこの教授。毎回の授業にスーパーで買ったお菓子を教室内に持ち込み、授業内で発言した生徒全員にお菓子を配布するのです。

一見、日本国内でもこの様に、「良いことをした生徒にはアメを配る。悪い行いをした生徒はムチで叱る」という、賞罰教育を行う先生は探そうと思えば探せると思います。

しかし、この教授はアメの配り方がとにかくクセでした。

例えば、発言をした生徒(A君)が教室の後ろの方にいた場合を例にします。

日本の場合は、A君と同じ列で一番前の席に座っている子から、席の後ろの子に手渡しで、バケツリレーかの様に、A君までアメを配ると思います。

しかしこの教授は、まるで動物園の猿山に来たかの様に、A君めがけてアメを投げつけるのです。

初めてこの様子を目の当たりにした時は笑いが止まりませんでした。

時にはフルーツをわざわざ自宅から持ってきて、発言した生徒に与えることもありました。

生徒にバナナを与え始めた時は、「間違いない。この教授は生徒のことを猿山にいる猿だと思っている。」と確信しました。

他にも、この教授の“奇行”とも呼べる出来事は沢山あるのですが、記事が長くなってしまうので、割愛させていただきます。

イギリスに片岡鶴太郎さん?瞑想を行う白髪英語教師

次も同じ1学期目に履修していた、英語の授業を担当していた白髪の英語教師の方を紹介します。

彼女はSchool of Languageと呼ばれる学科内に所属しており、通常のProf.とは少し立場が違いました。
School of Languageでは、リーズ大学内にいる留学生などを対象に英語の授業を開講していました。

しかし、日本の大学で行われる様なリスニングやスピーキング行う英語の授業とは異なります。
これは、留学生と言えど、韓国や中国、ヨーロッパなどの世界中から来た留学生の英語のレベルがバラバラである為だと思います。

この英語の授業の目的は、「効果的なコミュニケーションの方法について学ぶ」というものでした。例えば、イギリス人はどの様に人とコミュニケーションを取っているのかを知ることで、自分のコミュニケーションとの違いについて知ろう、などという内容でした。

結果として、言語としての英語の中にも、ジェスチャーやアイコンタクトなどのコミュニケーションがあり、それら全てのコミュニケーションツールを使い、どの様に人と効果的に意思疎通を行うことができるのか、という興味深いものでした。

しかし、授業が進むにつれて、少しずつ違和感なるものが現れてきました。

この白髪の英語教師の方は、効果的なコミュニケーションを行うには自分の内面を知る必要があると唱え、生徒に日々の感情を日記として記録する様に勧めるのです。
そしてさらには、毎回の授業の始めに、10分間程度の瞑想をおこなうのです。

確かに、日記をとることや瞑想を行う事自体は、自分と向き合う時間を作ることができ、集中力を高めることもできるなど、とても良い効果が期待できます。

では、なぜ私は違和感を感じたのでしょうか。
おそらく今までに経験してこなかった、授業のスタイルだったからだと思います。

日記を取ることは、白髪の英語教師から、授業の内容のコミュニケーションと関連していると、データを用いて紹介があったので、納得して行っていました。
具体的には、他社とのコミュニケーションをとる前に、コミュニケーションの最小単位である、自分自身とのコミュニケーションを知ろうという趣旨でした。

しかし、「瞑想」に関しては完全に白髪英語教師の独断と好みによって授業に取り入れられていました。

先ほどの「日記を取る」という行為には、科学的研究結果から副次効果的に「心の健康」をもたらすことがわかっています。
この「心の健康」という点から瞑想を行うことまで、話が逸れてしまったのです。

正直言って、戸惑いました。

この白髪英語教師の方の主張をまとめると以下の流れだったと思います。

自分自身とのコミュニケーションを行うために日記を取る→日記の副次効果により「心の健康」が手に入る→「心の健康」といえば瞑想→さらに瞑想の副次効果により「集中力」が手に入る→授業の前に行えば、授業を集中できる→毎回の授業で瞑想を行う

これって、目的のコミュニケーションとは関係ないですよね。謎でした(笑)。

僕の話も逸れてしまいましたが、要するに、授業を担当する方が、授業の趣旨と少し違っていても、自分のやりたいことや伝えたいことを授業に取り入れ、教師と生徒の両者が楽しめるように授業を構成をしていたのです。

日本では、授業の合間に10分程度の休憩を入れてくれる先生もいますが、流石に「瞑想を行おう」とはならないですよね。
おそらくこの違いからくる戸惑いが、違和感の正体だったのだと思います。

結果として、授業の内容以外にも、生徒に教えたい事は楽しく授業に取り組むことで、授業の質と学生の主体性が向上していた様に思います。

呪文としか思えない…訛りを放つ教授

最後は、2学期目に受講していた、人工知能に関する授業を担当していた教授です。

この方は、イギリス出身ではなく、東ヨーロッパ出身だったと記憶しています。
具体的な出身地は忘れてしまったのですが、この教授が話す訛りのある英語を聞き取るのがかなり大変でした。

元々リーズ大学は留学生が多い事で有名なのですが、同様に教授陣も多国籍でした。
これは日本の大学ではまず考えられない状況です。外国人が日本語で授業をしている授業はとても稀です。

また、日本国内での英語の授業であっても、多くの先生が英語圏出身であり、非英語圏の方が英語行う授業を受ける機会はほとんどありません。
ましてや、自分の知識が浅い専門分野を学ぼうとしていたので、授業の内容を理解するのにとても苦労しました。

一方で、イギリス人学生はもちろんのこと、ヨーロッパ圏からの留学生も、この様な状況に慣れているためか、授業の内容をしっかりと理解をしていました。

そんな中、教授と学生が議論している時は、全く内容が分からず「やばい」と感じる経験もありました。
教授の質問内容が、訛りの為か内容が難しい為か、呪文としか思えない時は下を向くしか方法がありませんでした…

まとめ

以上の様に、イギリスでの授業は日本で体験したことのない様な事ばかりであり、とても刺激的でした。

「アメ」や「瞑想」をはじめとして、学生を主体的に参加させる為の工夫や構成の仕方は、担当教授が好き勝手に、そして自由に作り上げているのがとても印象的でした。

授業の背景には厳格なアンケート調査などはあるのですが、結果として質の高い授業を学生が受ける事ができるのだと感じました。

また、非英語圏教授の授業が難しかったという経験も、留学ならではの良い経験であったと感じています。

注意:上記の3つの例は、あくまでもリーズ大学での授業が今まで経験してこなかったものであることを主張するため取り上げています。タイトルを少し魅力的にしていますが、どれも素晴らしい授業に変わりはなく、瞑想などは現在の生活に取り入れさせていただいております!

イギリスでの研究について

次に、リーズ大学での研究活動について、簡単にご紹介します。

イギリスに長期留学した留学生でも、研究活動を行った方は少ないと思うので参考になれば幸いです。
あくまでもリーズ大学での実体験である為、他大学とは制度が異なる恐れがありますのでご了承願います。

研究室は存在しない!?

まず僕がどのように留学先で研究活動を行っていたかと言うと、留学の開始1年前くらいから、現地の教授にメールを送りお願いをしていました。

結果として、教授から返信を頂くことができ、通常の留学生は履修できない卒業研究用のモジュールを履修することができました。

そして、研究を始める際にまず驚いたことがあります。
実は、学部生の研究活動では研究室配属がありませんでした。

日本以外のほとんどの国では、「研究室は博士課程の学生が研究を行う為の場所」、というのが当たり前の様です。
日本の様に、学部生や修士過程の学生が研究活動を本格的に行い、さらには学会で発表を行う、なんてこと自体が珍しいそうです。

一方で、日本から研究留学に来ていた友人や、大学院生の友人は研究室に所属していたように思います。

ゼミなんて存在しない!?

研究室が存在しないのであれば、研究室ごとに行われるゼミも存在しません。
ここでいうゼミは研究室ごとに行うことものを指しています。
(余談ですが、イギリスでは、1つの授業内にレクチャー、セミナー、チュートリアルなど様々な形態が複合的に存在します)

つまり日本のゼミ内で行われる様な、論文指導や研究進捗報告などは一切ないということです。

また、多くの教授は国内や海外への出張が多いと思います。その状況でメールでのやりとりを行っていると、ときたま返信が遅いことがあります。
日本の研究室では、例え教授が忙しくても、研究室内の先輩にいつでも質問や相談ができると思います。

これらに関しては、しょうがないのですが、正直かなり大変な経験でした。

では、どの様に研究を進めていたかというと、研究の指導をお願いしていた教授と週1回程度のメーティングを設けていました。
その際に進捗具合を報告したり、次の予定を立て直したりしていました。

モジュールとしての課題は、研究内容をまとめた論文を12月に中間レポート、5月に最終レポートとして2回提出することでした。

結果として、一人で研究を行うという、かなり辛い時間を長期間過ごしましたが、研究を時間内に遂行する為の計画性や問題解決能力がより一層身に付きました。
※盗作に注意すれば同級生や友人と相談できます。

日本では、新人に対して、1人前になるまで周りの人達が面倒を見てくれるのが当たり前かと思います。
イギリスでの研究活動は、このような環境とは異なり、放任主義的に個々に責任を負わせるといった感じでした。

最後に主観的な感想となりましたが、このような指導を体験する事ができたのは貴重な経験だったと思います。

最後に

本記事を最後まで読んで頂きありがとうございます。

僕の留学は、様々な人たちの支えのおかげで、とても充実したものとなりました。
同じように、僕の体験談が誰かの支えとなり、少しでも留学の後押しになれば幸いです。

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