【要約・書評】『ホモ・デウス 下』を読んだ感想|自由主義の崩壊とデータ至上主義者の台頭

はじめに

こんにちは、CenotenBlogです。

今回は人類の未来に興味のある人におすすめの一冊。

本記事では、僕自身が感じたことも書いています。
皆さんの選書の参考になれば幸いです。

では早速、今回用いた本はこちらです。

著者は歴史学者であり哲学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏。

現在はヘブライ大学で歴史学の教授をしている。

本書から学んだこと

  • 人間至上主義は「自由主義」「社会主義」「進化論的な人間至上主義」の3宗派に分かれて争い、最終的に自由主義が勝利した。現代において自由主義が支配的なのは、科学やテクノロジーともっとも相性がよいからだ。
  • 自由主義は科学の発展とともに隆盛してきたが、いまは科学が自由主義に疑問を投げかけている。
  • 自由主義の崩壊後、新しく生まれる可能性のあるのが「テクノ人間至上主義」と「データ教」だ。前者はホモ・デウス(神のヒト)を、後者は「すべてのモノのインターネット」を志向する。

評価

★★★★★

あらすじ・内容

生物はただのアルゴリズムであり、コンピュータがあなたのすべてを把握する。生体工学と情報工学の発達によって、資本主義や民主主義、自由主義は崩壊していく。人類はどこへ向かうのか?

感想

ひとこと感想

自由主義の崩壊とデータ至上主義者の台頭

思ったこと・感じたこと

本作は、人間至上主義を中心とした人類史と先端テクノロジーをもとに、人類の未来について考察したものであった。

終着点としてはデータ至上主義者に取って代わるだろう、というもので、その結果生じるであろう未来についても語られている。

結論自体は多くの人が主張しているようなものではあるものの、人類史との絶妙な融合をもとに解説した本書はとても面白い内容である。

個人的には、著者が最後に投げかけている3つの問いが印象的であった。

ぜひ皆さんも本書を手にとり、3つの重要な問いについて考えてみてもらいたい。

琴線に触れた言葉

データ至上主義によると、人間の経験は神聖ではないし、ホモ・サピエンスは、森羅万象の頂点でもなければ、いずれ登場するホモ・デウスの前身でもない。人間は「すべてのもののインターネット」を創造するための単なる道具にすぎない。「すべてのもののインターネット」はやがて地球という惑星から銀河系全体へ、そして宇宙全体にさえ拡がる。この宇宙データ処理システムは神のようなものになるだろう。至る所に存在し、あらゆるものを制御し、人類はそれと一体化する定めにある。

意識は持たないものの高度な知能を備えたアルゴリズムが、私たちが自分自身を知るよりもよく私たちのことを知るようになった時、社会や政治や日常生活はどうなるのか?

終わり

本書は全世界1200万部突破の『サピエンス全史』の続編!

人類の未来に少しでも興味のある人はめちゃめちゃ楽しめる一冊!

最新情報をチェックしよう!