【要約・書評】『知識は身体からできている』を読んだ感想|研究事例が盛り沢山!

はじめに

こんにちは、CenotenBlogです。

今回は身体化された認知に関する一冊です。
ではこちら。

著者はゲティスバーグ大学心理学教授のレベッカ・フィンチャー・キーファー氏。
人の認知や統計学、研究法、そして身体化された認知に関する上級実習コースを教えているらしい。

本書から学んだこと

✔︎社会的・情動的判断における身体の役割(身体の姿勢や表情がその人の情動に直接的に影響する)

✔︎高次認知における身体の役割(例えば、身体の左にあるものは右にあるものより小さい数を表している。)

✔︎言語理解における身体の役割(言語における単語(シンボル)は、初めに知覚や行為、情動に用いられるシステムに(発達的、進化的に)関係づけられる。例えば、「投げる」という単語から、右利きと左利きでは、左右反対の運動前皮質の活動が見られる)

評価

★★★☆☆

あらすじ・内容

世界を理解し、概念知識を構築するうえで身体的経験が必須だという見方は、哲学者、認知科学者、ロボット工学者たちに広く共有されてきている。心理学的研究と身体化された認知という考え方における位置づけを体系的に、初学者にもわかりやすく解説。

感想

ひとこと感想

身体化された認知の研究事例が盛り沢山!

思ったこと・感じたこと

本書は身体化された認知について体系的にわかり易くまとめらている良書の一つであると思う。

僕のような初学習には若干理解するには根気が必要な箇所もあるのだが、全体的に丁寧に解説されていた。

本書の一番の特徴は、身体化された認知科学に関する具体的な研究とその結果が多く載っていることである。
僕自身、これら研究事例全てを理解できたわけではないが、これから身体化された認知を本格的に勉強したい人にはおすすめの本である。

琴線に触れた言葉

環境は主体がどのように相互作用することができるのかという観点から知覚される

ージェームズ・ギブソン

我々は世界を真正なものとしてではなく、身体がその中でどのように行動するかという観点から知覚している。

ープロフィット

思考の計算過程の中核は、過去の感覚運動経験や情動経験のシミュレーションである(バーサルー)。つまり、身体は知識が脳においてどのように表象されるかということから切り離すことはできない。

終わり

今回は身体化された認知に関する一冊をまとめてみました。
これから身体化された認知を本格的に勉強しようと思っている方にはおすすめの一冊です!

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