
こんにちは、CenotenBlogです。
つい先日、認知科学の基礎を学ぶ機会がありました。
そこで僕が役に立ったなと感じる、認知科学の入門者におすすめ書籍を厳選して紹介。
本記事を読むことで上記のような悩みが解決できます。
記事の内容は下記のとおり。
- 本記事の内容
- 教養としての認知科学
- 知識は身体からできている
- 現象学入門
- 基礎から学ぶ認知心理学
教養としての認知科学
最初におすすめなのが『教養としての認知科学』。
認知科学の教科書とも言える一冊です。
『教養としての認知科学』のポイントは以下の通り。
- 『教養としての認知科学』のおすすめポイント
- 認知科学が基礎からわかる
- 学問の発展に沿って、認知科学の特徴などをわかりやすく解説
- 教科書みたいな網羅性の高い一冊
- 東大と青学の人気講義のまとめ
認知科学という学問の発展に沿って、認知科学の特徴などをわかりやすく解説している教科書みたいな一冊。
本書を読むことで、認知とは何か。私たち人間はどのように世界を認識しているのかなどがわかります。
元ネタが有名講義なだけあって、わかりやすくまとまっていますね。
網羅性の高い入門書を探している人にはおすすめの一冊!
知識は身体からできている
こちらは認知における身体の役割にフォーカスした一冊。 学問的には身体性認知科学とも言われる。
『知識は身体からできている』のポイントは以下の通り。
- 『知識は身体からできている』のおすすめポイント
- 認知における身体の役割がわかる
- 身体性認知科学の研究事例や具体例が盛り沢山
身体性認知について体系的にわかりやすくまとめらている良書。
身体性認知とは、例えば、「姿勢や表情がその人の情動に直接的に影響するよね」みたいなことです。
無理矢理でも笑顔を作ると気分が明るくなったりとか。
本書の一番の特徴は研究事例や具体例が多いこと。
認知科学は何かと抽象的な話になりがちなので、具体例があるのはとても理解の助けになります。
ただ、研究などには興味ない人には若干難しいかも。
研究をしていこうと考えている人には、入門書としてとても参考になるかと。
基礎から学ぶ認知心理学
次は認知科学の中でも認知心理学にフォーカスした一冊。
認知科学は認知心理学を広い意味でとらえた学問なので、心理学にも興味がある人に向けこちらも紹介。
『基礎から学ぶ認知心理学』のポイントは以下の通り。
- 『基礎から学ぶ認知心理学』のおすすめポイント
- 認知心理学の基礎理論がわかる
- 認知プロセス毎にわかりやすく解説
- 図解や章毎のまとめが充実
- 文献紹介もあり
めちゃめちゃわかりやすい一冊。
初学習者に優しい工夫がたくさんあります。ボリュームも控えめ。
「感じる」「覚える」「忘れる」などの認知プロセス毎に細かく解説してくれているのも良い。
認知科学では範囲が広すぎるので、まずは認知心理学に集中して学んでみるのもありかと。
現象学入門
認知科学の中でも「心」の働きに興味のある人におすすめ。
『現象学入門』のポイントは以下の通り。
- 『基礎から学ぶ認知心理学』のおすすめポイント
- 現象学の基礎がわかる
- 心理学や認知科学との関係がわかる
- 身体性認知につながる歴史の流れがわかる
なぜここで現象学なのかというと、現象学の中心的なテーマは今日の身体性認知科学に受け継がれているから。
本書を読むことで身体性認知科学をより根本から、特に心の働きについて理解できます。
これまで紹介した認知心理学や身体性認知科学との関連性に重点を置いて解説してあります。
学問を横断的に知ってみたい人におすすめの入門書。
認知科学おすすめの入門書まとめ
というわけで今回は以上です。
紹介した書籍は全て僕が実際に読んでみて入門書として役に立ったものを厳選しています。
皆さんの選書の参考になれば嬉しいです。
- 今回紹介した書籍リスト
- 教養としての認知科学(網羅的に認知科学を学ぶたい人向け)
- 知識は身体からできている(身体の役割について学びたい人向け)
- 基礎から学ぶ認知心理学(心理的側面について学びたい人向け)
- 現象学入門(身体性認知や心理学など横断的に学びたい人向け)