まとめ:世界一孤独な日本のオジサン

こんにちは、るい(@CenotenBlog)です。

今回の記事は、書籍「世界一孤独な日本のオジサン」内で記載されていた孤独に関するデータをまとめた読書メモとなっています。

読者の皆さんはこの記事を読むことで、孤独に関するリスクや他国との比較について知ることができます。

孤独のリスク

ホルトランスタッド教授は2010年、148の研究、30万人以上のデータを対象とした分析を行い、「社会的なつながりを持つ人は、持たない人に比べて、早期死亡リスクが50%低下する」とする結果を発表した。

そして、孤独のリスクは、1日たばこ15本吸うことに匹敵、アルコール依存症であることに匹敵、運動をしないことよりも高い、肥満の2倍高い、と結論づけた。

また、2015年の同教授の研究では、70の研究、340万人のデータをもとに、「社会的孤立」の場合は29%、「孤独」の場合は26%、「一人暮らし」の場合は32%も死ぬ確率が高まるとの結果を導き出した。

 

・孤独は冠動脈性の心疾患リスクを29%上げ、心臓発作のリスクを32%上昇させる。
・孤独な人はそうでない人より、20%速いペースで認知機能が衰える。
・孤独度が高い人がアルツハイマーになるリスクは、孤独度が低い人の2.1倍。
・孤独は、体重減少や運動による血圧低下効果を相殺する負の効果を持つ。
・孤独な人は、日常生活、例えば、入浴、着替え、階段の上り下りや歩くことなどにも支障をきたしやすくなる。

イギリスの調査

イギリスの市民団体の調査では、68%の大人が、「寂しい」と感じており、特に1834歳の間では83%と最も高い水準を示した。38%の人が5年前より、人とのかかわりあいが減ったと思い、高齢者の17%が1週間に1回以下、11%がひと月に1回以下しか友人や家族、隣人と会うことがなかった。また、約40%の高齢者が「テレビが心のよりどころ」と感じていた。

アメリカの調査

世界最大の高齢者団体、AARP(全米退職者協会)が2010年に45歳以上のアメリカ人を対象に行った調査では、35%が「孤独」であると回答。換算すると、全米で約4260万人もの人が「孤独」に苦しんでいることになる。「孤独」と回答した人の割合は、健康な人の場合は25%だったのに対し、健康ではない人の場合は55%と、大きな開きがあった。

オーストラリアの調査

オーストラリアの市民団体の調査でも、60%の回答者が「しばしば孤独を感じる」とし、82・5%が「孤独感を感じることが増えている」としている。中国では、子供が巣立った後、お年寄りだけになった「空の巣」家族が増え、1992年には16%だった「孤独」を感じる人の割合は、2000年までにほぼ倍の30%近くにまで跳ね上がった。

国際機関OECDの調査

国際機関OECD (経済協力開発機構)の調査(2005年)によれば、友人、同僚、その他コミュニティの人と「ほとんど付き合わない人」の比率は15.3%と平均(6.7%)の2倍以上、加盟国中トップだった。

同じOECD の調査によれば、友人と「めったに会わない」割合は30.1%と、アメリカ(6.3%)、イギリス(5.2%)などと比べても大きな差があった。

そのほか、宗教やスポーツ等のコミュニティ(ソーシャルグループ)のメンバーと「めったに会わない」と言う比率も62.2%(アメリカが30.0%、ドイツが24.5%)と頭抜けて高かった。』

『日本ではNGO NOP、宗教・スポーツ等のサークル・団体と言った、コミュニティとのつながりが非常に薄い。アメリカ人は平均で3つ以上のグループ活動に参加しているが、日本人では0.8グループという水準だった。

内閣府の国際比較調査

60歳以上を対象とした内閣府の「高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」(平成27年度)によると、「同居の家族以外に頼れる人」との質問で、「友人」を挙げた人は18.5%で、アメリカの45.0%、ドイツの45.0%と比べ、極めて低かった。「近所の人」と答えた人は18.3%で、こちらもアメリカの24.6%、ドイツの42.2%より低水準だった。

コミュニティとのつながり

日本ではNGO NOP、宗教・スポーツ等のサークル・団体と言った、コミュニティとのつながりが非常に薄い。アメリカ人は平均で3つ以上のグループ活動に参加しているが、日本人では0.8グループという水準だった。

ソーシャルキャピタル

イギリスのレガタム研究所は、国の豊かさを評価する「繁栄指数」の九つの指標の一つとして、「ソーシャルキャピタル」を算出しているが、その2017年版のランキングによると、日本は全世界149カ国中、101位。先進国では最下位で、カンボジア、ルワンダ、イラン、ニカラグア、ザンビア、ガーナなどを下回った。

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