【要約・書評】『すべてがFになる』を読んだ感想|理系ミステリーの金字塔

はじめに

こんにちは、CenotenBlogです。

本日は、これまでほとんど読んでこなかったミステリー小説の書評です。 今回読んだのはこちら。

著者である森博嗣先生は某国立大学の工学部助教授の傍ら1996年、本作『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビューを飾る。本作は、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズの一作目。

評価

★★★★★

あらすじ・内容

密室から飛び出した死体。究極の謎解きミステリィ。
コンピュータに残されたメッセージに挑む犀川助教授とお嬢様学生・萌絵。
孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季(まがたしき)。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平(さいかわそうへい)と女子学生・西之園萌絵(にしのそのもえ)が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。

登場人物相関図

感想

ひとこと感想

お”も”し”ろ”す”き”る”ぅぅぅぅぅぅぅぅ

思ったこと・感じたこと

序盤から真賀田四季博士の圧倒的天才キャラに魅了され、作品の世界観に引きずりこまれました。
本作品の面白さの一つとして、天才同士の会話や思考回路が見られるというのがあると思います。

彼らのような賢い会話を見て研究者に憧れてる人もいるのではないでしょうか…

本作品は理系小説として知られていますが、文体はシンプルで読みやすい印象でした。
作品のボリュームは結構ありますが、僕はついつい没頭してしまい、一日で読了してしまいました。

琴線に触れた言葉

自然を見て美しいなと思うこと自体が、不自然なんだよね。穢れた生活をしている証拠だ。窓のないところで、自然を遮断して生きていけるというのは、それだけ、自分の中に美しいものがあるということだろう?つまらない仕事や穢れた生活をしているから、自然、自然って、ご褒美みたいなものが欲しくなるんだ

日本は、液体の社会で、欧米は固体の社会なんですよ。日本人って、個人がリキッドなのです。流動的で、渾然一体(こんぜんいったい)になりたいという欲求を持っている。欧米では、個人はソリッドだから、決して混ざりません。

眠りたいって思うでしょう?眠ることの心地よさって不思議です。なぜ私たちの意識は、意識を失うことを望むのでしょう?意識がなくなることが、正常だからではないですか?眠っているのを起こされるのって不快ではありませんか?覚醒は本能的に不快なものです。誕生だって同じこと…。生まれてくる赤ちゃんってだから、みんな泣いているのですね。生まれたくなかったって。

終わり

今回は理系ミステリーの金字塔として知られる作品をまとめてみました。
作中の主な登場人物皆は理系出身でありかつ、サイエンス系の話題や学問に対する哲学的思想要素など、所々に理系要素が詰め込まれています!
本作品から始まるS&Mシリーズは今後も読み進めていきたいなと思いました!

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