【要約・書評】『実力も運のうち-能力主義は正義か?』を読んだ感想|その成功は誰の手柄でもない

はじめに

こんにちは、CenotenBlogです。

今回は正義に関する一冊。

本記事では、僕自身が感じたことも書いています。
皆さんの選書の参考になれば幸いです。

では早速、今回用いた本はこちらです。

著者は〜です。

本書から学んだこと

✔︎仕事などでは、能力に基づいて人を雇うのは正しい行為ではあるが、能力主義は勝者を神聖化し、敗者の名誉を傷つける危険性がある。

✔︎たまたま社会が評価してくれる才能を持っていることは、自分の手柄ではなく道徳的には偶然のことであり、運の問題なのだ。

✔︎能力主義に変わる2つの考え方。自由市場リベラリズムと福祉国家リベラリズム。

評価

★★★★★

あらすじ・内容

感想

ひとこと感想

自分の成功は自分の手柄ではない。

思ったこと・感じたこと

周りからの評価が蔓延るこの世界において、その評価は決して自身の手柄ではないことを忘れてはいけない。

それは、私がたまたま社会が評価してくれる才能を持っていただけのこと。運が良かっただけなのだから。

逆に周りから敗者と揶揄されようが、屈辱と捉えることや怒り抱く必要は決してない。たまたまその評価軸での才能がなかっただけ。単に運が悪かっただけなのだから。(だからと言って、努力を放棄していいのかは、多分別の問題。)

このようなマインドに切り替えることで、勝者を神聖化したり敗者を見下したりして社会的軋轢が生じることがなくなる。

人の見方が上下の縦軸から、水平の横軸へと変わる一冊。

琴線に触れた言葉

「知的職業階級は手にした学歴によって定義されるため、彼えらが大衆に向かって、あなたに必要なのは一層の学校教育なのだと語るたび、「不平等は制度の問題ではない。あなたの失敗だ」と言っていることになる」

能力主義の理想にとって重要なのは流動性であり、平等ではない。

能力主義の理想は不平等の解決ではない。不平等の正当化なのだ。

終わり

成功が運のおかげだからといって努力しない理由にはならない。
本書が伝えたいのは、勝者と敗者の軋轢をなくすには、謙虚さを持つことが大切だということだ。

社会的な評価に対して少しでも疑問のある方、読んでみると何かが変わるきっかけになるかもです。

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