
・ロボットのシミュレーション環境を作ってみたい。
こんにちは、るい(@CenotenBlog)です。
この記事では、上記の悩みにお答えします。
・Unityとは
・Unityのインストール方法
この記事を書いている僕は、大学で機械工学を専攻し、国立研究機関にてロボットに関する研究を行っています。
先日、Unityを使用したロボット用のシミュレーション環境を構築する機会があったので、インストール方法をまとめます。
この記事を読むとUnityのインストール方法が分かります。
Unityとは?あの物理エンジンくん?
まずはUnityというソフトについて紹介します。
Unityとはいわゆるゲームエンジンと呼ばれるものです。
Unity内にはゲーム開発に必要な専用の部品が多く用意されているため、2Dや3Dゲームの開発などによく利用されています。
YouTubeで様々な面白い実験で有名な「物理エンジンくん」もUnityをベースに作成されています。
同様にロボットのためのシミュレーション環境も簡単に整えることができます。
「物理エンジンくん」みたいに様々な実験ができるなんてワクワクしますね!
以下から本題のインストール方法です。
Unityのインストール方法
まずはこちらのURLからUnityの公式サイトに移動します。
URLから公式サイトのトップページに移動できると思います。
ここで英語が嫌な方はページ下部の所で日本語に変換することも可能です。

Unity IDの作成
まずはUnity IDを作成します。
右上のアイコンからCreate a Unity IDをクリックして、Unity IDの作成を行います

IDの作成時に必要な項目は以下の4つです。
- Email : Unityからの確認メールを受け取る際に必要
- Password: サインインの時に必要
- Username: Unity内で表示されるニックネーム
- Full Name: これは他人には表示されません。
Emailとパスワードは後でサインインする際に必要なので必ずメモをしておきましょう。
入力が終わったら、残りの三箇所のチェックボックスにチェックを入れて、Create a Unity IDをクリックします。

登録したメールアドレスに以下のメールが届きます。
メール内のリンクに進み、Emailアドレスの確認します。

メールアドレスの確認が取れたら以下の画面に移行します。
こちらの画面に移行できたら、Unity IDの作成は完了です。
次にUnity Hubをダウンロードします。

Unity Hubのダウンロードとサインイン
Unity HubとはUnity プロジェクトと複数バージョンを一括管理できる便利なツールです。
Unityではバージョンのアップデートが頻繁にあることから、複数のバージョンを同時に使用する機会が増える可能性があります。したがって、Unity Hubで管理しておくと、後々のバージョン管理が楽になります。
まずは右上のアカウントのアイコンからDownload Unityをクリックします。

公式のダウンロードサイトに移行したら、Download Unity Hub をクリックしてダウンロードを開始します。
この時、サービスに同意するwindowが表示されるので随時同意していきます。

Downloadが完了したら、左のUnity Hub のGUIを右のアプリケーションにドラックアンドドロップします。
これでパソコン内にUnityのアプリケーションが表示される様になりました。

ダウンロードしたアプリケーションを開き、Unity Hubを起動させます。
起動したUnity Hubではサインインが必要です。先ほど作成したUnity IDを入力します。

これで、サインインが完了しました。
しかし、これだけではUnity HubにはUnityが入っておりません。
Unityをインストールする為に、Unity Hub内でアカウントをアクティベートする必要があります。
右上左側のActivate New License をクリックしてアクティベートを行います。

ここで、ライセンスのプランを選ぶ事ができます。
個人であれば無料で利用可能です。フリーランスであっても一定の収入額以下であれば無料のプランで利用できます。
個人の方は以下の用に選択して、ライセンスのアクティベートを行います。

以下の画面の様になったらアクティベートが完了したという事です。
最後にUnityのインストールを行います。
左上の矢印をクリックして、ホーム画面に戻ります。

Unityのインストール
Unity IDの取得とライセンスのアクティベートができたらUnityをインストールする事が可能です。
左側にある、Installsをクリックして、インストールが行える画面に移動します。

次に右上にあるADDをクリックして、Unityを追加します。

ここでは、インストールするUnityのバージョンを選択する事ができます。
最新のUnityを選択して、NEXTをクリックします。

次にUnity内で使用するモジュールを選択します。
このモジュールは後から簡単に追加可能なので、自分の目的に必要そうな物をひとまず選択しておきます。Visual Studioは開発ツールとして必要なので選択します。

日本語も選択できますが、おすすめは英語です。英語の練習だと思いグッと我慢しましょう。
どうしても、日本語が良いという方は是非日本語を選択してください。大きな問題はありません。

最後に同意のwindowが開きます。
同意しないと先に進めないので、同意します。
同意が完了したら、インストールが開始されます。

インストールには結構時間がかかります。
インターネット回線が安定した所で行いましょう。
以下の様に右上に3つの点が出てきたら無事インストールが完了です。

この3つの点を選択してAdd Moduleを選択する事で、先ほど選択しなかったモジュールを、再度自由に追加できます。


プロジェクトの作成
最後に、新規プロジェクトの始め方を説明して終わります。
先ほどのホーム画面で、左側にあるProjectsを選択して、右上にあるNEWを選択します。

プロジェクトを作成するたびにテンプレートを選択する事が可能です。
使用したいテンプレートを選択して、プロジェクトの名前を入力します。
また、Locationはこのプロジェクトを保存する場所になります。わかりやすい場所に保存しましょう。

最後に左下のCreateを選択すると、以下の様な画面が立ち上がります。
これで新規のプロジェクトを作成する事ができました。

終わり
以上でUnityのインストール手順から新規プロジェクトの立ち上げまでの説明になります。
Unityのインストールには時間がかかりますが、実際に手を動かすのはわずか数十分程度です。
モジュールを追加する事で、VRやARなどのゲームの開発もできます。あなたの開発環境にUnityを追加して、開発の幅を一気に広げましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。